先負

幼くも、小さな弟を抱えて軽快にキックボード。

「雨はなぁ、神様のおしっこやねん。」
自転車で並走する姉に語る弟。

何気ない風景。
一瞬の安寧。

赤口

レジ終えて台に向かうと、
トイレットペーパーが鎮座。

誰のだ？
ようやく買ったものだろに。
買えた安心感か。

妙案も浮かばす、
持ち主に無事戻る事を祈るばかり。

仏滅

面倒、で機械まかせ。
完璧でない、と文句を言う。

全能じゃないもん。
ひと手間をかけないと。

赤口

使い道があまりなく。
捨てるには忍びなく。

お役目をあげたいけど、
いいのが思いつかず。

解体は、
可能性を広げるか、
とどめを刺すか。

悩ましい。

春分の日／先負

響く子供の声。
暖かいし、休校疲れもあるわなぁ。

ほんの少しの気晴らし。

先勝

閉っているところ、
開いているところ。

これから開くところ。

ＣＭが流れているけど、
小さくお断り文がついているところ。

楽しい予定を立てるのも難しい。

大安

毎度ながら、
ひとつ浮かぶと、
あれもこれもと出てくる。

コンスタントに出てくればいいのに。

需要と供給はむつかしい。

友引

不安な最中に揺れる。

今でなくとも。
11日も呼応するかのよに揺れた。

なんてことない日を
しっかり引き寄せよう。

赤口

どこかで派手なくしゃみ。
おさまらず、また。

察するに、手で押さてない。
このさなか。

つわものだ。

仏滅

スーパーにて。
女の子が袋を三角折りしている。

母の姿を見てたかな。
真剣さにほれぼれ。

先勝

エッセイに、知る人ぞ知るフレーズ。
この人もあの場所に行ったんだ。

一気に近しい気持ちになる。

大安

どうでしょう新作。
飲み物を飲み下せないほどの笑い。

30分忘れさせてくれる。
笑えるよ、私。

先負

困った方ばかり見てても疲れます。
いい機会。
何かひとつ、取り組みましょう。

きっとよりどころになるはず。