先負

遠くに石焼き芋の声。
そんな季節か。

忘れた頃にはっきり石焼き芋。

流しているのも珍しいけど、
何度も通るのも珍しい。

先勝

泣いている子供の気をそらすように、
怒りそうな親の話をはぐらかすように、
自分の気持ちも方向転換。

ごくごく小さくキレイに掃除して達成感。
美味しいモノを食べて満足感。
笑えるモノを見て脱力感。

ばかばかしくて小さくとも、
確かな力。

仏滅

そう頻繁に食べるものでもないし、
レシピを見ては大変そうだなぁと思っていた。

こんなものがあったとは。
しかしなんだか大仰だ。
作る予定はないが、
代用になるものをつい考える。

使い勝手が限定されるなら、
本来だろう木型の方が魅力的だなぁ。

友引

好きなものはどんなに小さくとも見つける。
気配でも見つける。

つくづく眺めて思う。
やっぱりいいなぁ。
好きだなぁ。

そう思ってても、
手元に来たらどうなるかはわからない。

いつか買うのかなぁ。
憧れで終わるのかなぁ。

敬老の日／赤口

傷浅ければ、治りも早い。
掃除も、体重も、何事も。

成果も満足も
わかっている。
しなかった時の労力も
わかっている。

ままならぬ我が感情。

先負

どこもかしこもオンライン。
いろんなハードルが下がり、
裾野が広がるチャンスでもあるけれど、
それでもやっぱりさみしい。

生き延びねば。

大安

「ほら、こんなところまで。」
色が濃いとくっきりとわかる。

見える面倒くささ。
見える有り難さ。

見えない怖さを知った故。

先負

へばっていた植物が勢いを取り戻す。
温度より日差しがこたえたんだなぁ。

植物はここぞを逃さない。

赤口

これは短い。
これは長い。

収まりのいい組合せを探す。

切らず、残さず。

仏滅

口をついて出た言葉。
ひと段落して思う。
「まずそれ？」

普通なら別の言葉だろう。
そう思ってたってこと？
いや、そんなつもりはない。

いろいろ振り返り、
自分の気持ちをはかる。

さっぱりわからん。

確かなのは、
ウソの言葉ではないということ。

白露／友引

道１本。
角曲がる。

それだけでも、通らなければ
変化に気付かない。
遠い国よりも、近い分、
距離を感じる。

大安

「むせび泣く」の一文に
なぜか今日は立ち止まる。

どんな泣き方？

泣き様もいろいろあるし、
言葉なんてどれほどあるか。

それでも心情を表しきることは
ないんだろう。

先負

いくら調べても
「ムリ」「手順通りに」としか出てこない。

諦め半分、でもさぁ半分、幾年月。
ここにきて、やってみることに。

簡単、横着にこだわってあれこれする気力があるならば、
きちんと丁寧にすればいいのに。

でもさぁ、の答えが見たいんだろな。